開催概要

ご挨拶

日本生薬学会第64年会(千葉)開催にあたって

日本生薬学会64回年会は、平成29年9月9日(土)・10日(日)の2日間、東邦大学習志野キャンパス(船橋市)で開催されます。

千葉県で開催される日本生薬学会年会は、昭和38年の第10回(千葉大学)、昭和50年の第22回(東邦大学)、平成2年の第37回(日本大学)、平成24年の第59回(千葉大学)に続いて5回目であります。千葉県は漢方医学の盛んな土地で、奥田謙蔵先生を源流とする千葉古方を学んだ医師・薬剤師が全国で活躍しております。薬剤師として漢方医学復興運動に尽力した清水藤太郎先生(東邦大学薬学部)が教鞭をとられた地でもあります。そして、いにしえの正倉院に納められていた薬物調査にあたられた研究者を多く輩出しております。また千葉県には6つの大学が薬学部を設置していることもあわせて「薬都」といえます。多くの尊い命を救ってきた漢方医学で使われる漢方薬、それらを構成する生薬の研究は正倉院薬物調査を通して、資源天然物化学研究へ紡いできた歴史は、今では植物オミックス、合成生物学、ケミカルバイオロジーなど最新の研究分野を融合した天然物科学研究へ進化してきました。本年会は、そのような先達のチャレンジとアドベンチャーの精神を旗印に、最新の研究成果を発表し討論する機会となるものと考えております。

本年会では、会長講演、特別講演、受賞講演、一般発表(口頭・ポスター)を計画しています。また、漢方医学の新しい展開と香りの機能解明の2課題に関して最新のアプローチを紹介していただく2つのシンポジウムが企画されております。さらに、天然物の研究に欠かせないツールであるNMRを上手に使うための教育セミナーも企画されております。 会員の皆様におかれましては、天然物の成分検索・構造決定、生物活性、生合成、品質評価・栽培、形態、香りの機能、漢方医学など、多岐に亘る研究領域からのご参加ご発表いただき、活発なご討論をお願い致します。

本年会の会場である東邦大学薬学部の習志野キャンパスは、東京から交通の利便性もよく、閑静なところです。実行委員会・事務局一同、多くの方のご参加を心よりお待ちしております。

日本生薬学学会第64回年会
年会会長 小池 一男
(東邦大学薬学部)